地域の皆さまをはじめとする多くの方々に支えられ、エコルとごしは2024年5月1日で開館2周年を迎えることができました(節目の館長メッセージはこちらからご覧いただけます)。開館記念日に先立って開催した春の一大イベント「エコルフェス -2024 SPRING-」では、戸越公園の木々に囲まれ、四季折々の自然が楽しめるエコルとごしの立地を生かし、「森」をテーマにさまざまなワークショップを行ったほか、キッチンカーなど飲食エリアも設け、晴れやかな春の1日を過ごしました。
<参加者の声(WEBアンケートより)>
- やっているイベントも食べ物も、勉強になる上においしい楽しいもので、子どもたちも大満足でした。
- 人の手が入ることで、森が健やかに保たれることもあるんだなと思いました。
- 小さな木のかけらに触れ、色や香りを感じながら、様々な木々に助けられているのだなと改めて意識できました。
- 森に行って木々に囲まれてみたいと純粋に思いました。
- 放課後など子どもがお世話になっていますが、あたたかく見守ってくださっている印象です。エコルに行ってくる!と聞くとこちらも安心して行ってらっしゃいと送り出せます。
「水辺のひろば」と名付けた戸越公園の池前広場では、区内企業や大学をはじめ、各地からさまざまな出展者が集いました。
「木ッカケ」は、「都会の生活に、木のある暮らし」をコンセプトにした品川区商店街連合会による活動です。
しっかりサポートを受けながら、ドキドキの丸太切り。もう少しだ!
「日本野鳥の会」のブースでは、立派な双眼鏡体験も。実は品川区の大崎にショップがあるのをご存じでしょうか?
品川区内にある立正大学のみなさん。「森」のテーマにあわせて考えてくれた竹の工作が大人気でした!
同じく品川区内にある清泉女子大学のみなさん。イベント終了後、今回の活動に込めた想いなどを学部のSNSで発信してくれています。
毎年恒例の人気イベント「戸越公園自然探検ツアー」では、区内の青稜中学・高等学校SDGs部と都立大崎高校の学生さんたちが、エコルとごしボランティアとともに、ツアーガイドとして堂々と活躍してくれました!
>> 「戸越公園自然探検ツアー」の詳しい様子は、こちらのレポートからご覧いただけます。
鎌倉からお越しくださった「鎌倉竹部」のブースでは、竹林再生活動により間伐した青竹を使ったマイ竹箸づくりを開催。
2人とも上手にできました!首からぶら下げているお箸ケースも素敵ですね。
品川区交流自治体として、エコルとごしの建物にも多くの木材を使用している高知県のブース。
区内企業である三菱鉛筆株式会社 サステナビリティ推進室の社員さんにもご参加いただきました。
令和5年度品川区環境保全活動顕彰の地域大賞を受賞した学生有志団体「Econista」のみなさん。
どこを見ても賑やかな風景が広がります。区内外で日頃からお世話になっている方々の力を存分に借りて、子どもから大人まで「森」を身近に感じられるイベントをめざしました。
続いて、戸越公園のステージ前広場は「森のキッチン」と名付け、キッチンカーや近隣の飲食店をたくさんお呼びしました。
こちらは戸越公園駅そばでオーガニックなものづくりにこだわる「江島食堂」の華やかなエディブルフラワーケーキ。(モデルは「鎌倉竹部」のお2人)
キッチンカーは、日頃から定期的にご出店いただいている店舗をはじめ、食材選びや運営面で環境配慮の工夫がある5店に集まっていただきました。エコなイベントをめざし、食事はリユース食器で提供し、場内の「エコステーション」で回収。
精米したて&握りたてのおにぎりが大人気だった「鷹栖のおにぎり そら」。なんと1日で500個以上のおにぎりを握ったとのこと!
ほっぺに米粒をつけながら・・・「おいしいね!」
戸越公園から見るエコルとごし。こうして見ると、木々に囲まれた場所にあることが改めてわかります。
「森のキッチン」には飲食以外のイベントも。こちらは東京都檜原村で林業会社を営みながら、さまざまな形で森林教育に取り組む「東京チェンソーズ」。後ろに見える「森デリバリー号」にたくさんの木材を積んで出張してきてくれました。
ブンブンごまにチャレンジ!
苦戦するお父さんと、その様子を見つめる娘さん。ご自宅でも、東京の木を身近に楽しんでもらえたらうれしいです!
こちらはフィンランド発祥、年齢問わず楽しめる「モルック」のブース。
木と触れあいながら、気軽に楽しめる遊びです。
スウェーデン発祥の「プロギング」体験では、学生さんたちも一緒に戸越公園内のごみ拾いを行いました。
さて、こちらは場所が変わってエコルとごし3F多目的スペースの様子。「森の工作ひろば」と名付け、木と親しむワークショップや遊び場を用意しました。
以前エコルとごしで講座を開いていただいたこともある増満兼太郎さんのバードホイッスルづくり。当日朝一番で「バードホイッスルを作りたい!」と駆けつけてくれた方も。
小さな手で、キュッキュッと音が鳴るまでしっかり仕上げます。
こちらは地元の材木店「池田元一商店」によるこっぱ工作のコーナー。小さくカットされた木っ端(こっぱ)を使って、自由な発想でものづくりを楽しみます。
にこにこしながら超大作を持ち歩く少年を見つけて、思わず1枚。
親御さん曰く「家ではYoutubeばかり見ているんです」というお子さんが、1時間近くその場を動かないこともありました。人が多く賑やかな会場の中で、それだけの集中力を発揮できることが凄い!
池田元一商店ではもう一つ、かんなくずを使った工作も。
自然にやさしい染料で色をつけたカラフルなかんなくずも交えて、自由にボンボンを作りました。最後に木の香りを感じられるアロマオイルを吹きかけて完成です。
「エコルの森」をイメージして飾り付けた会場で、素敵な記念写真。
未就学児連れのご家族が気軽に楽しめる積み木コーナーには、1Fキッズスペースと同じ紙製の人工芝を敷き、靴を脱いでリラックスして楽しめるようにしました。積み木は品川区交流自治体の山梨県早川町の木材で作られたものです。
奥に見えるのは常設展示「トイカケのジカン」。常設展示の中にも子どもたちが触れる仕掛けが色々あり、合間にたくさんの方が展示を見てくれていました。
映像展示「いきものタッチ」を覗くと、新鮮な表情で楽しむ方々が。こうして施設を知ってもらえることがうれしいです。
そして、広々した館内1Fコミュニティラウンジでは、インドネシア中部・ジャワの竹楽器「チャルン」の演奏会を開催しました。
途中で楽器体験コーナーも!見慣れない楽器に、子どもだけでなく大人も興味津々。
「KULU-KULU」のみなさま、軽やかな音色を届けていただきありがとうございました!
開催前日から当日まで、心地よい風を感じられる素晴らしい気候に恵まれた今年の「エコルフェス」。なんと5,000人近い方にご来場いただくことができました。テーマである「森」についても、冒頭の<参加者の声>にある通り、森を身近に感じる気持ち、「実際に行ってみたい」「もっと大事にしたい」という気持ちが生まれたようです。地球環境についてまだまだ扱うべきテーマはたくさん!まずは知ることから、そして自分ができることを一つずつ一緒に考えていけたらいいですね。
これからも地域に根差し、多世代が集うエコルとごしならではの伝え方で、環境のこと、自然や生き物について考えるきっかけをお届けしていけたらと思います。日々の生活の中で、そして子どもたちがゆくゆく大人になった時に、「エコルとごしがあってよかった!」と思ってもらえる施設をめざして運営してまいります。3年目のエコルとごしも、どうぞよろしくお願いいたします!
(広報担当)
残念ながらレポートではすべての出展者さまをご紹介できず・・・
以下、イベント概要ページもあわせてご覧ください
★会場の様子はエコルとごしのInstagramでも多数ご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。