「半農半X(エックス)」とは、自分のライフステージに合わせて、農業と自分の得意分野の仕事を両立しながら暮らしを成り立たせていくライフスタイルで、1990年代に塩見直紀氏によって提唱されました。コロナ以降、在宅勤務が広がり東京から地方へ移住する人も増えて、さまざまな「半農半X」が再び注目されています。今回の講座にも20代から80代の幅広い年齢層の方が集まってくださいました。
マンションの庭で本格的な家庭菜園に取り組み、そこから地域の農業も手伝い始めた人。福祉のお仕事と農業を繋げられないか、と考えている人。本業とバランスを取りながら、農業を始めてみたいと考えている人など、皆さんがとても前向きにこれからの暮らし方を考えていらっしゃることに感銘を受けました。講座が新しい出会いの場にもなったようで、参加者同士、講座の後も情報交換が続いていました。
<参加者の声>
- 「半農半X」という新しい言葉や考え方を知れてよかったです。今後も出来る範囲で農と関わっていこうと思いました!
- グループでお話が出来たのも面白かったです。もっとお話ししてみたかったです。
- 若い方の生き方を知りました。机の並べ方、雰囲気とても良い時間でした。
グループごとに自己紹介。皆さん、お話がとても盛り上がっていました。
「朝起きてから、ここに来るまでに印象に残ったことを絵にしてください。」
兼業農家出身のデザイナーであり、素材サイト「農民イラスト」の制作者でもある講師の渡辺さんからの課題です。
キットパスを使って、皆さん真剣に描いていました。
柚子がたくさんなっている景色を描いてくださいました。
それぞれが描いた絵を見せながら、何を感じて描いたのか発表しました。
イラストを描いてお話しするうちに、皆さんすっかり打ち解けていました。
講師の渡辺さんと今関さんから、お2人のお仕事や農業との関わり方、仕事や活動を通して世界を広げることについてお話を聞かせていただきました。
「今日の講座がはじめの一歩になりそうです」と感想を話してくださった方もいて、新しい出会いが生まれた講座になりました。なお、講師のお一人である今関さんは、農家支援のキッチンカー「eat for」のオーナーで、エコルとごしにも毎月出店してくださっています。農家さんから直接仕入れた、新鮮で美味しい野菜を味わえるキッチンカー。ご興味を持った方は、こちらのページから出店予定をチェックしてみてくださいね。
(事業担当)