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活動レポート・ブログ

2023/5/14 檜原村から直送!両引きノコギリを使った丸太切り体験!

# イベントレポート

日時:2023年5月14日
講師:東京チェンソーズ 髙橋和馬
場所:3F多目的室・戸越公園

エコルとごしは、「つなぐ つづける つくりだす」がテーマの環境学習交流施設です。館内は、交流自治体の木材を建材や家具に使用しています。また多摩地域で育成した木材を館内で使用することで、東京都内における「地産地消」により東京の林業活性化や森林保護につなげています。
今回、講座を開催してくださった東京チェンソーズは、東京の多摩地域にある東京で唯一の村、檜原村で「東京の木の下で、地球の幸せのために、山のいまを伝え、美しい森林を育み、活かし、届けます。」を企業理念に創業されました。檜原村で伐採されたばかりのヒノキの丸太を、森と街をつなぐ活動の森デリバリーの高橋さんがエコルとごしに持って来てくださいました。

まずは、3F多目的室に集まって、森や林業についてのお話を写真をみながら聞きました。
東京の森は、島部も含めて全体の36%しかないこと。山に囲まれた檜原村は、93%が森でそのうちの60%は人が植えた木でできた人口の森であることを参加者のほとんどが初めて知ったようでした。

林業というお仕事についてや、木を植えてから、木材として使えるようになるまでには70年かかり、自分で植えた木を自分で収穫することはなく、次の世代に引き継いでいく仕事だということを教えていただきました。そして、枝打ち、伐採など森の手入れをして森に光を入れ、地面に他の植物が生えている森を作ることで、新鮮な空気を森が作り、森の土は水分を蓄えることで、きれいな水を作っているのです。そして、林業が続いて健全な森が保たれることが、再生可能な資源を生み出すことなのだということを教えていただきました。

参加者アンケートには、「林業についてよく知らなかったけれど、おもしろいお仕事だと思いました。」というコメントがありました。森のことを教えてもらった後は戸越公園に出て、おまちかね丸太切り体験です!

長さ1.5mもある両引きノコギリ。こんなに大きなノコギリを見るのは、みなさんはじめて。今では木を切る時はチェンソーを使いますが、昔はこのようなノコギリを使って、大きな木を切っていたのですね。 ノコギリは引くときは体をいっぱいに使って引いて、相手が引くときは、相手の動きに合わせて力を入れずに。刃の重さで木が切れるそうです。みな一生懸命にノコギリを引いていました。10分くらいで輪切りが切れると、思わず「ヤッター!」の声が。みなさんとっても充実した笑顔でした。

丸太切りの順番を待っている間は、様々な道具を使って、まき割り体験をしました。

簡単に安全に蒔きを割ることが出来る、キンドリングクラッカー・斧・ナイフ。道具によって使い方、割り方が違うので、それぞれの方法を教えてもらって、全部試してみました。

何度かやっているうちに、子どもたちは、蒔き割りのコツを覚えて、太い大きな蒔きをどんどん細く割っていました。

森を知り木と体を使ってふれあった、貴重な体験になりました。

 

(事業担当)