日時:2023年3月12日(日)14:00~14:30 |
今回は、エコルとごしでは初となるサイエンスショーを実施いたしました。講師はわくわくキッズのあべまり先生とムロさん。まずはカラフルな風船を使った実験。風船を連結したものに、下からドライヤーで風を当てると、風船が浮いたままタイヤのように回転しました。回転しているのに浮いている、何とも不思議な現象でした。
さて、今回のメインの実験は、身近にある液体の性質を調べるもの。調味料や洗剤などを溶かした水は、どれも透明で見分けがつきません。しかし、ここにある野菜から抽出した紫色の液体を入れると、赤色や青色など、さまざまに色に変化しました。
さて、ここで使った野菜は、なんとムラサキキャベツ!
ムラサキキャベツから抽出した紫色の液体には、酸性やアルカリ性の液体に入ると色が変わる性質があるのです。
今回は、実験で使うムラサキキャベツの抽出液の準備も参加者の代表者と一緒に行いました。「これ、やってみたい人?」の先生の問いかけに、ほとんどの子が「はい!はい!はい!はい!」と手をあげて、とても積極的に参加していました。
作業はとても簡単!袋に、小さめに切った、冷凍したムラサキキャベツとミネラルウォーターを入れて揉むだけ!見る見るうちにミネラルウォーターが紫色になっていきました。
液体を入れる時には、会場全体で「さん、に、いち!」とカウントダウン。足まで踏み鳴らす子がいて、心から楽しんでいる様子でした。洗剤を溶かしたものや調味料を溶かしたものなどをそれぞれ加えると、赤色や青色など様々な色に変化したほか、紫色のままのものもありました。子どもたちはまるでマジックを見ているかのように、色の変化に驚いていました。
ご自宅でも再現できる実験ですが、あべまり先生とムロさんからお願いがありました。
「人体に有害なガスが発生してしまう場合がありますので、調味料や洗剤などを溶かした水は、必ず、ムラサキキャベツの抽出液以外とは混ぜないでくださいね。ぜひ、ご自宅でも安全に注意して、保護者の方と一緒に実験してみてくださいね!」
身近にある材料でできる科学実験サイエンスショーを見て目を輝かせてくれた子どもたち。不思議な現象の奥にあるしくみや、原理に興味をもってくれたら嬉しいと思います。
(事業担当)