日時:1月7日(土) 17:00~19:00 |
私たちが生きるこの地球は、太陽からの距離と地球の大きさなど様々な条件が重なって、空気、水、植物、生き物など命があふれる世界になっています。
太陽系の星々を見ても、これほど多様で命が輝く星は地球以外にありませんね。
宇宙というと遠い世界のことのように感じますが、宇宙は私たちが生きるふるさと、私たちそのものなのです。
今日の講座の参加者は星や宇宙に関心がある小学生が多く、プラネタリウムにも足を運んでいたり、観測会にも参加していたり、みなさん今日の講座を楽しみにされている様子でした。
前半は、3F多目的室で普段は五反田のプラネタリウムで星空案内人をされている、宮坂さんの星や宇宙のお話を聞きました。
また、2018年に北海道胆振地震が起きた時に札幌市内が停電になってしまったために見えたお話と写真を見せてもらいました。
都市部で夜間照明により、星空が見えにくいのを「光害」と呼ぶそうですが、東京の空もイルミネーションや照明がもう少しすくなくなれば、満天の星空が広がるのかもしれませんね。
講座の最後には、星や宇宙に関するクイズをして、いよいよ天体観測会です。
エコルとごしから歩いてすぐの、文庫の森(江戸時代までは、熊本藩の下屋敷の庭園として戸越公園と一続きでした。)では、高性能の天体望遠鏡を2台が設置され、観測会の準備をしていただいていました。
天体望遠鏡を操作しながら、星の解説をしてくださるのは、星のソムリエの高林さんと坂中さんのお二人です。
参加者がいっしょに星の観測ができるように、望遠鏡にカメラを付け、カメラとモニターをつないで、モニターに大きく画像を映しています。
冬の空に大きく見えるのは、木星と火星。木星の縞模様まで見ることができました。
機材をセットしていた、17時ころには土星の輪も見えました!
望遠鏡で観測している画面をモニターにつなぎ、みんなで一緒にみることができました。
暗い夜空に目が慣れてくると、最初には見えなかった小さな星々も見えるようになってきます。前半の講座で話を聞いた、ガリレオ衛星の4つの内3つの星を見ることができました。参加した子どもたちは、オリオン座やスバルを見つけて、星について教えあったりしていました。
雪が降るかもしれない予報でお天気が心配でしたが、風もなく素晴らしいお天気に恵まれ、星空を存分に楽しむことができました。
実際に外に出て、自分の目で星空を見上げ、星を見つけつけた時の感動。普段は長い時間見上げることのない夜空に、こんなにも豊な世界が広がっていることをみんなで体験できた時間でした。
今回講師の小さな天文学者の会のみなさまは、不定期ですがしながわ中央公園でも観望会を開催されています。
また品川区立五反田プラネタリウムでも、観望会を開催しています。
品川区立五反田文化センタープラネタリウム
各ホームページをご覧ください。
(事業担当)