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イベントレポート

2022/11/19 この音、知ってる?生きものの音をつかまえよう

# 講座・ワークショップ

開催日:11月19日(土)
講師:ソニー株式会社 勝田淳二
        日本自然保護協会 自然観察指導員 櫻井亜里沙
場所:エコルとごし3F多目的室・戸越公園

エコルとごしでは品川区内に拠点を持ち、積極的な環境活動を展開する企業や団体と連携して、講座やイベントを開催します。

今回のソニーは生物多様性を守り、多くの人が自然を好きになることが大切との思いから、ソニーと環境NGOである日本自然保護協会(NACS-J)が協働で立ち上げた「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」をエコルとごしで展開しました。
「わぉ!」という言葉は、自然のおもしろさや不思議に触れたときの感動を表したもので「わぉ!」な感動を多くの人に伝え、みんなで共有することで「わぉ!わぉ!」という大きなムーブメントに育て、生物多様性の保全につなげていくことを目指しています。

翌週には自然監察写真講座も開催予定。(雨天のため3月開催に延期になりました)
11月12日から12月4日の期間館内で第7回わお!な生きものフォトコンテスト展示を開催しており、好評です!
さて、講座参加に集まったみなさまへ、まずは「音」のしくみを説明。音の正体は波。これが空中を波動によって振動させます。それはさらにヒトの耳の鼓膜を振動させ、音として脳が感じ取る。音の波は目に見えず、何となくわかりずらいので、各自が両手に薄い紙を持ってもらいました。講師がひとりずつの目の前でポンッ!と小太鼓を鳴らします。

すると…「あっ!」紙が振動したのが手に伝わってきました。音の波を感じることができたのです。

講座の後半では、戸越公園に実際に行き、音を録音しました。

鳥の鳴き声、木の枝が折れて落ち葉に落ちる音、風で音がこすれる音。目を閉じて音だけを聞くと、様々な音が聞こえてきました。皆さん、思い思いの音を録音しています。
録音が終わると、多目的スペースに戻り、自分のお気に入りの音を1つだけ選び、他の参加者と共有することに。最も多かった音は、戸越公園内の滝の音でした。しかし、人によって録音の仕方も千差万別。同じ場所でも、録音の仕方によって音が変わっていました。
他にも、木を削る音やどんぐりがぶつかる音、竹を叩く音など、様々な音を録音していました。
最後に、戸越公園で集めた自然を皆さんと共有しました。この時期でも、セミの抜け殻がまだ残っていました。また、紅葉が始まっていますが、緑色のままの葉っぱなど、自然にはたくさんの種類があることも知ることができました。
音だけという、視覚の情報を一切シャットアウトすると、同じ場面や物でも聞こえ方には様々なものがあり、これもまた、自然の多様性といえるのではないでしょうか?

 

(事業担当)

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