「竹紙折り紙ワークショップ」 |
今回は、中越パルプ工業株式会社さんの竹紙を使った折り紙を使って、里山の動物を作るワークショップを開催しました。
里山は、昔から木材を使っていた生活をしていた人々にとっては大切なものでした。木は木材として利用してしまうと、新たに植えなくては生えてきません。そのため、植林などで手入れをし、森林や自然と共生することができていたのです。そして、その里山には、たくさんの動物も暮らしていました。
ところで、紙の原料は何かご存じですか?実は、マツやポプラなどの樹木からとられる「木材パルプ」からできています。
今回使用した竹紙は、名前の通り、竹が原料になっています。
では、どうして、竹を使ったのでしょう。
実は、プラスチック製品ができてから、竹を使った製品はあまり使われなくなってしまいました。現在では日本各地で竹林が放置されている現状があります。森林や、人の手が加わることで豊かな自然が維持されている里山にも、竹がどんどん生えて行っているのです。昔のように竹製品を使う人がいないので、竹は切っても切らなくても厄介者になっているのです。
そこで、中越パルプ工業株式会社さんは、新しい竹製品を作ることで、竹の利用を推進し、里山や日本の自然環境を守っていくことを目指して、この竹紙を作られました。
今回は、里山の動物をこの竹紙で折ることで、里山にはどのような生き物が暮らしているのかということを学ぶことができました。
また、スタッフ手づくりの里山動物カチューシャを使ったフォトブースも使い、里山の環境をさらに身近に感じることができる講座となりました。
こどもたちは、里山の動物になりきって、作った竹紙折り紙と嬉しそうに写真撮影をしていました。
(事業担当)