「キャスターのお天気防災教室」 |
降っている雨はどのような形をしているのだろう。雲が発生するのはなぜだろう。白い雲と灰色の雲があるのはなぜだろう。皆さんも一度は気になったことがあるのではないでしょうか。今回の講座は、そんな疑問をプロの方に解説していただく講座となりました。今回、講師としてお越しくださいました酒井先生は、テレビ出演もされているプロの気象予報士。
まずは、雲や雨の原理、虹や竜巻、雷についてのクイズを通して、詳しく教えていただきました。特に、気象キャスターネットワークさんが実際に撮影された写真や、実験の映像を使った紹介に、参加された方は釘付け。
また、ペットボトルの中に雲を作る実験も!普段は手の届かない場所にある雲を目の前で作るという、とても新鮮な体験をすることができました。
さらに、過去の大雨の被害の事例を学び、大雨になる予兆や、その予兆が見られたときにどのような行動をとれば用意のかについても教えていただきました。また、ペットボトルの中に雲を作る実験も!普段は手の届かない場所にある雲を目の前で作るという、とても新鮮な体験をすることができました。
近年のゲリラ豪雨は、一瞬で周りの環境を変えてしまうようです。過去に実際に起きた兵庫県のとある川で起きた、ゲリラ豪雨による水面の変化の記録を見せていただきましたが、1時間もしないうちに、1m以上も水面が高くなっていました。この事例を受けて、兵庫県の多くの川には回転灯が設置されており、ひどい雨の時などは回転灯で警告しているそうです。天気が悪くなりそうなとき、自分は大丈夫と考えてしまうことはとても危険なこと。自分の安全は、自分で守らなくてはいけないのですね。
さて、ゲリラ豪雨の怖い話の後は、雲の図鑑を作りました。白色と灰色の綿を使って、高いところから低いところまで、様々な高さにある雲を一つ一つ作っていきました。雲と一言で言っても、たくさんの形があり、どんな雲が、どれくらいの高さにあるかを学べました。
本日は天気があまり良くなかったですが、秋晴れの日には空を眺めて雲を見たくなる、そんな講座になりました。
(事業担当)