★エコル自由研究WEEK★ 「SDGs フォトセッションワークショップ ~身近なSDGsを撮影しよう!私たちの近くにあるSDGsとは?~」 開催日:2022年8月3日(水) 会場:3F 多目的スペース 講師:NGOこども国連環境会議推進会 事務局長 井澤友郭 |
以前大人気だった「SDGs×レゴワークショップ」に続き、こども国連の井澤さんを講師に招き「SDGs」をテーマに開催した今回の講座。
今回の講座では、身の回りを見て気づいたものを写真に撮って、それをみんなで見て「なるほど!」と思ったり、「うん、そうだよね」と共感したり。
自分の思いや行動を他の人に伝えるというのは、日本人が苦手なことの一つだとよく言われます。
今回の講座は環境学習ですが、そういったプレゼンテーション力も養える手法となっています。
たとえば、参加者のみんなが着ているTシャツやズボンはどこで作られたものだろう?
一斉に自分の服をひっくりかえしたり、タグを見て「Made in XXX」を見つけます。その中に1枚も「Made in Japan」つまり日本製はありませんでした。
今や衣料はほとんどがベトナム、中国、バングラディッシュなどで作られています。
では、ジーンズ1本が出来上がるまでに必要な水の量は?
これも驚くほど大量の水が使われるのでした。その割に多くのジーンズが次々に買い替えられて、廃棄される現状。
みんな真剣な面持ちで聞いています。何気なく身近にあるものの背景に、とても深刻な問題が潜んでいることに気づきます。
お話を聞いた後は、先生からテーマが出されました。
「1つめ。優しいけど怖いもの」
「2つめ。見えないけど、世界とのつながりを感じたもの」
それぞれのテーマで1枚以上写真を撮影し、撮影場所とタイトルをつけることがミッションです。
みんなはカメラを持って、エコルとごし館内や周辺へ散らばって行きました。
先生のメールアドレスには、参加者が撮った写真が次々に寄せられます。
「公園にあった鉄製遊具は、楽しくて優しそうだけど、この強い陽射しで高温になっていて、危険、怖い。」
「戸越公園の池のカメは、外来種。世界とつながっている」
などなど・・・SDGsを意識すると、普段目にするものの見方が変わってきますね。
SDGsは難しくない、身近なことなんだということがわかりました。
ここだけの話、SDGsをテーマとした講座はすこし難しい印象なのか、他の講座と比べると参加申込が少なめです・・・。でも、参加してくれる子どもたちの意識の高さには毎回驚かされています。
(事業担当)