「ランタン」を使ったことはありますか?
日ごろ目にする灯りとは違って、ゆらゆら、ぼんやりとしたあたたかい光を灯すランタン。今回は風船と色和紙を使って、丸い形がより心あたたまるキャンドルランタンを作りました。
期間は8月10日(水)~19日(金)までの10日間。毎日たくさんの方にご参加いただき、結果として700個近くのランタンが完成!個性豊かな作品のお写真は、後半でご紹介しますね。
使用したのは、風船、でんぷんのり、和紙(試作を重ねた結果、今回は「雲龍紙」を使用しました)。デコレーション用にはカラフルな色紙、糸。
まずはランタンの土台となる和紙を、手で細かく破いていきます。少し力がいるものの、繊維のおかげで強度があるのでランタン作りにはぴったり。そのあと、のりを使って風船に和紙を隙間なく貼り付けていきます。
のりと和紙を何度も重ねて、丈夫な土台を作っていきます。ポイントは、のりを風船に直接ベタっとつけるのではなく、紙と紙をのりで繋げて、上から筆で押さえつけるようなイメージ。
最初は不安そうに作業していた皆さんも、徐々にコツをつかんだ様子でどんどんスピードアップ!
会場にはエコルとごしのボランティアやスタッフ、職員が入れ替わりで参加し、制作を見守らせていただきました。
保護者の方と一緒に、共同作業で進める姿も。
さて、和紙をしっかり全体に貼り付けたら、お楽しみのデコレーションタイム!色紙2枚、糸3本、それぞれ好きな色を見つけて和紙の上から自由に貼りつけていきます。
糸をぐるぐる。色合いがとっても綺麗ですね!
ちなみに、風船は後からスタッフが割るので、仕上がりの色とは関係ありません。(風船割り、ドキドキでした)
糸の上から今度は色紙をペタペタ。だんだんと色味が増えて、個性が出てきます。
糸の端っこが剝がれやすいため、色紙でしっかり補強。
みんなとわいわいお喋りしながら進める子もいれば、すでに頭の中でイメージが出来ているのか、黙々と手を動かす子も。
今回は大人の方にも多数ご参加いただき、「久しぶりにものづくりをしました!」と楽しそうに話してくれたご高齢の方もいらっしゃいました。
こちらは大森から参加してくださった男性の作品。色合いに渋みがあり、落ち着いた作品に仕上がっています。「良い体験をさせてもらいました!」と嬉しいコメントも。
スタッフがびっくりしたこちらの作品は、糸の巻き方が斬新!花火をイメージして作ってくれたとのことで、夏の夜を飾るランタンにぴったりですね。
こちらはなんと!すやすやと眠っているような、愛らしい猫が誕生しました。
お友達と一緒に記念撮影!どれもが唯一無二、一目見ればすぐ自分の作品が見つかりそうですね。
作品は8月20日(土)の「LEDキャンドルナイト」で展示するため、ワークショップ当日のお持ち帰りはできず。エコルとごしで大切にお預かりしました。
のりが乾いた後、ひとつずつ風船を割って、LEDを挿入。キャンドルナイト当日、約700個のランタンが並ぶ幻想的な様子はこちらのページからご覧いただけます。
10日間にわたるワークショップで、この機に初めてエコルとごしにご来館いただいたという方も多くいらっしゃいました。講師役を務めた館長・職員、見守り隊のスタッフ・ボランティアメンバーにとっても、多くの方と出会えた楽しい時間となりました。
(広報担当)