2022年5月3日(火・祝)3F多目的スペースで、エコルとごしオープン記念講演「つながる・地球・わたし」を開催しました。戸越公園の緑が美しく映える会場で、連休中にもかかわらず多くの方にお集まりいただきました。
講師は、科学技術や環境問題を専門とし、毎日新聞論説副委員長でTVコメンテーターとしてもご活躍中のジャーナリスト・元村有希子氏。昔は「理科が嫌いだった」という元村氏ですが、気づけば科学記者を務めて20年が経ったとのこと!ちょうど4月に新著となる「科学のトリセツ」を上梓されたばかりです。
講演では、新聞社としての役割や、記者としてどんな風に現代の環境課題と向き合っているのかをお話しいただきました。特に「記者のみんなも常に、何が正しいのか悩みながら動いている」という言葉は、捉えどころのない環境というテーマに向き合い、日々自分に何ができるのか考えている私たちにとって、励みになると感じました。
常に考えるクセをつけて、自ら情報を選び取ること。そして「考えながら、迷いながらでも、自分なりにできることを探す」その姿勢が大切だと教わりました。
また、後半では当館館長や参加者との意見交換の時間を設けていただきました。参加者の方々も、科学をベースに未来を作り出す元村氏の姿勢に共感されていたようです。
参加者の方から非常に専門的で具体的な質問が飛び出し、会場中が聞き入るシーンも。
最後は、参加者の方が書いてくださった「グラフィックレコーディング(グラレコ)※」を手に持ちながら、当館館長と記念撮影タイム!
※グラレコとは・・・文字と図を組み合わせて会議などの内容をまとめたもの。要点を捉えて、イラストやキーワードで体系的に「見える化」させることで、理解を深めるツール・手法です。
なお、元村氏の新著「科学のトリセツ」は、科学の面白さをコラム形式で気軽に楽しめる内容です。元村氏より寄贈いただき、環境シェルフに追加しましたので、ぜひお手に取ってくださいね。
(広報担当)