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イベントレポート

2022/3/20 エコルとごし開設前プレイベント 「戸越公園の木を未来につなぐワークショップ」

# Pick up

エコルとごしは、たくさんの木々に囲まれた戸越公園のなかにあります。建設時には、もともとその場所に生えていた木をすべて検査し、可能な限り移植を実施しました。どうしても移植することが叶わない木は伐採・せん定したものの、その樹木をどうにか未来へ残したいと考えた結果、それらを材料にして「子どもたちにオブジェを作ってもらおう!」と思ったことが、今回のワークショップのはじまりです。

★今回は写真たっぷりでお届けします!ぜひ最後までご覧ください★

今回はエコルとごし開設前のため、お隣の戸越小学校の体育館をお借りして開催しました。参加者は小学校2年生~6年生まで、区内在住の皆さんです。まずは当館館長からのご挨拶。

後ろで見守ってくれているのは、東京都八王子市で木のコンシェルジュとして活動されている一般社団法人kitokitoの野口省子さんと香川武生さん。企画段階から、作品づくりのアイデアのご提供や、樹木の輪切り等の加工をお引き受けくださり、ワークショップ当日は講師としてお招きしました。
東京の木「多摩産材」の紹介や、木材利用の大切さを学ぶところからスタートしたワークショップ。みんな真剣に聞いています。

第1部: オブジェづくり

いよいよ、オブジェづくりが始まりました!今回は3~4名ずつのグループ制作。まずは各々で、使用する丸太を選ぶところから。「どれにしようかなぁ」 一つ一つ違った表情のある丸太、選ぶだけでも楽しい!

丸太のほかにも、木の実、貝がら、モールやリボンなど、身近にあるたくさんの材料が用意されています。ひまわりの種やパスタまで!

その後は、選んだ丸太をやすりで削るところから。講師のレクチャーを受けながら、慎重に、丁寧に磨いていきます。

グループごとに作品の構想を練り始めた子どもたち。最初はなかなか話し出せなかった子も、だんだんと打ち解けていったり、チームの年長者がまとめ役を引き受けてくれたりすることで、みんなが主体的に協同作業を進めてくれました。その姿には、講師、スタッフともに感心するばかり。

手を動かしながら話し合いが進んでいきます。大小さまざまな丸太を組み合わせることで、子どもたちの頭の中にあるイメージがどんどん形に!

そうしてできあがった作品は、まさに超大作!グループごとにまったく異なる世界観を表現してくれました。

Cグループの作品は、「戸越公園」。庭園に広がる緑と青い池が、戸越公園をうまく表現していますね!講師やスタッフ、そして周りで見守っていた親御さんたちも、この仕上がりにはびっくり。丸太とちょっとした材料だけで、こんなにもユニークな作品を仕上げてくれるとは・・・!しかもそれがこの場で初めて集まった子どもたちというのが、また驚きです。子どもたちの想像力は、大人が思う遥か彼方まで広がっていました。

第2部:樹名札づくり

木を生かすことの大切さやわくわくがわかり始めた子どもたち。第2部では、エコルとごしの敷地内に掲示するための樹名札も作ってくれました。こちらも、まずは土台選びから。

作ってもらう木の名まえを渡すと、みんな夢中で制作タイム。スマートフォンで情報を集めて、プレートのイラストやデザインに取り入れている子も!

限られた時間の中で、色とりどり、個性豊かな樹名札を作り上げてくれました。見ているだけでわくわくして、樹木を身近に感じられます。

こちらの樹名札は、後日、戸越公園を管理されている日本パブリックサービス株式会社の皆さんのお力添えのもと、エコルとごし敷地内に掲示しました。

至る所で見つけることができますよ。

イベントの最後には、参加者全員で記念撮影!卒業式直前のおめでたい雰囲気の会場に、みんなの晴れやかな笑顔が広がりました。

子どもたちが作ったオブジェ作品は、1F環境シェルフで展示しています(2022年5月現在)。戸越公園の歴史と、これからを担う子どもたちの未来を感じながら、ぜひご鑑賞ください!

<おまけ>
こちらは品川区環境課の職員とエコルとごし職員が作った作品です。子どもたちの作品には及びませんが、一生懸命作りました!

(広報担当)

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