
エコルとごしは戸越公園の一角にあり、その緑豊かな立地を活かし自然観察講座を定期開催しています。今回のテーマは「マイ推し葉」です。公園に落ちている色とりどりの葉っぱに注目し、自分の好きな葉っぱを探すことで身近な自然のおもしろさを知りました。
<参加者の声>
- 好きな花を観察できたことが嬉しかった
- 知らない植物を知れて楽しかった
- 図鑑がたくさんあっておもしろかった

まずは秋の葉っぱを観察。ギザギザしていたり、手のひらの形になっていたり、いろんな特徴を発見しました。

葉っぱの上に紙を置き、上から色鉛筆でこするとビックリ!葉っぱの形が浮き上がってきました。

戸越公園の桜の木の写真を見ながら、それぞれの季節の変化を考えました。

「じゃあ、秋はどんな姿かな?」桜の木を探してみんなで確かめました。
そのあとは、自分が選んだ葉っぱがついている木を探しに探検に出かけます。形や色、大きさ、手触りなどを頼りに「これかな?」と友だちと相談しながら、探しました。

さらに、おもしろい葉っぱもみつけました。服にくっつく葉っぱ、いい匂いのする葉っぱ、鳥の羽みたいな葉っぱ、そして…

爪を磨くことができる葉っぱも。実際に自分の爪に葉っぱを押し当ててこすってみると、本当にツルツルになったのです!
最初に観察した桜の木は、本来葉が落ちる時期より早く葉を落としました。夏の気温が上がり、さらに夏の期間が長くなることで、葉から植物の体の中にある水分がたくさん抜けてしまい、それを防ぐために葉を落とすしかないのです。そのため、葉から十分な栄養を作り出すことができず、春に花を咲かすことが難しくなっています。このことは、エコルとごしの常設展示にあるパネルで解説しています。ぜひご覧ください。
エコル自然探検隊では、むずかしい環境問題を身近に感じられるように、今後も講座を開催していきます。次回の予定は、12月17日(水)15:00~15:30事前申込不要です。ぜひご参加ください!
(事業担当・けんけん先生)