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講師:一般社団法人 環境教育振興協会
地球温暖化の主な原因は二酸化炭素が増えすぎること。温暖化を防ぐためにどんなことが大切かを学びました。また、うちわを使った気化熱の科学実験や、音から涼を感じる体験を通して、夏の涼み方を知りました。
お話の後は省エネアイテム「うちわ」と「風鈴」作り。リサイクル素材でできたうちわと風鈴に絵を描いたりコラージュをしたりして楽しみました。
<参加者の声>
- 家電に頼らずにできることがまだ沢山あることに改めて気づいた。
- いろんな生活でCO₂がふえてしまっているから気をつけようと思った。
- 子どもが発表したいという姿勢がみれてよかったです。クイズがあったり講座も楽しめました。
まずは地球温暖化のお話を聞きました。二酸化炭素(CO₂)が増えると、地球全体がどんどん暑くなってしまいます。
どんなことをすると二酸化炭素(CO₂)が出るのかな?クイズをしながらみんなで考えます。
続いて、電気を使わなくても涼しくなる2つの実験をしました。
うちわの実験
ただうちわで扇ぐよりも、腕を水でぬらして扇ぐ方が涼しいね!これは「気化熱」という力が働いていて、水が蒸発するときに一緒に熱も持って行ってくれるので涼しさを感じることができます。
汗をかいた時やお風呂上がりは積極的にうちわを使って涼んでみよう!
どのくらい温度が下がるのか、温度計を使った実験もしました。通常の温度計と、ぬれたティッシュを巻いた温度計の両方に風を当てて、温度の変化を比べました。
みんながんばって扇ぎました!
音による涼しさの実験
いろいろな音を聴いてどんなことを感じるのか体験します。
車のエンジン音やチェーンソーで木を切る音は、うるさくて暑苦しい感じ…!反対にウグイスの鳴き声や川の流れる音は、優しく涼しげに感じました。音によって涼しさの違いがあるって面白いね。
実験の後はマイうちわと風鈴作りです。
うちわ作り
海洋プラスチックをリサイクルした骨と再生紙で作られたうちわに、マジックで絵を描いたり、折り紙を切って貼ったり、シールでデコレーションをしました。
雪の結晶が涼しさを感じますね。
風鈴作り
この風鈴は割れた陶器の食器を粘土に戻し再利用して作られたものです。
風鈴の音を鳴らす”舌(ぜつ)”というおもりを結びつけて、絵を描いたり、色を塗ったりしました。会場には清涼感のある風鈴の心地よい音色がひびき渡っていました。
真っ白なうちわと風鈴が、あっという間に個性あふれる素敵な作品に生まれ変わりました。
年々厳しくなる夏の暑さ。
熱中症対策として、エアコンを活用して室温を調整し、体調管理を行うことは大切ですが、地球温暖化を防ぐために、電気の使用をなるべく抑える工夫も必要です。エアコンに頼りすぎず、気化熱を利用した"うちわ"や、涼をとるための日本の知恵である"風鈴"を取り入れることで、快適で環境に優しい夏を過ごしましょう!
(事業担当)