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イベントレポート

2025/6/7 <企画展示関連イベント>鉄道林のプロから学ぶ!鉄道林に触れてみよう!

# 講座・ワークショップ

講座概要はこちら
講師:東日本旅客鉄道株式会社

過酷な自然環境の中で、鉄道の安全を確保するために重要な「鉄道林」。講師からの「鉄道林って知っていますか?」という問いかけに、多くの方が首をかしげ、その存在はまだ広く知られていない様子。
前半は、そんな鉄道林の歴史や役割、維持管理の工夫を学びました。後半のワークショップでは、鉄道林の間伐材を使った浮造(うづく)りスタンプや枝の表面に絵を描いた置物作りを体験しました。

<参加者の声>

  • 鉄道林について、電車に乗るときにチェックする楽しみが増えた。ワークショップも楽しかった。
  • 「鉄道林」という言葉と目的を初めて知ることができました。旅行で電車に乗る際は、意識してみてみようと思います。
  • JRの見方が変わった。実際の鉄道林を見てみたい。

鉄道林とは、ふぶきやなだれ、土砂崩れなどの災害から鉄道を守るため、沿線に整備された防災林です。特に雪の多い地域では、災害が懸念される場所に設置することで、被害の発生が激減しており、鉄道を守る重要な設備となっています。

しかし、森林が荒廃すると、倒木が発生するなど災害リスクが高まり、鉄道にとってかえって危険な存在となってしまいます。そのため、鉄道林を適切に維持管理して防災効果を十分に発揮するためのJR東日本の取り組みが紹介されました。

「スギが赤ちゃんから大人になるまでに約40~50年かかる」という話では、長い年月をかけて育て、適切に管理していくことの大切さを実感しました。
また、新たな植栽には「無花粉スギ」を使用するなど、沿線住民への配慮と地域と共存を図った取り組みを行っていることも知りました。講師の話に皆さん真剣に耳を傾けていました。

講義の後は、鉄道林を使ったワークショップです!

 

浮造りスタンプ作り

萱(かや)の根を束ねたもので木材を削っていくことで、硬い木目がだんだん浮き出てきます。

力のいる作業ですが、木目をよく観察しながら削り進めていきます。

完成したスタンプを押してみると…

木目がくっきり!ひとつひとつ異なる模様が出るのも、手作業ならではの魅力ですね。

続いては、好きなイラストを選んで線をなぞりながら掘っていきます。

細かい作業に苦戦しながらも、皆さん集中して取り組んでいました。最後にイラストの形に切り、木材に貼り付けて完成。

梅やカエル、アジサイなどの素敵なスタンプができあがり!

参加者同士でスタンプを見せ合ったり、交換したりする微笑ましい場面も。

 

置物作り

伐採された枝の表面に自由に絵を描き、置物を作ります。

木の形に合わせたデザインやカラフルなイラストなど、個性豊かな作品ができました。飾るのが楽しみですね♪

参加者の多くにとって「鉄道林」は初めて知る存在でしたが、鉄道林に直接ふれる体験もあって、楽しく学びながら鉄道林の重要性を実感する機会となりました。ぜひ皆さんも、列車に乗ったときには車窓から「鉄道林」を探してみてください。

(事業担当)

 

 

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