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イベントレポート

2025/3/28 捨てられたゴミは、どうなるの?品川清掃工場と品川区資源化センター見学ツアー!

# 講座・ワークショップ

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講師:品川清掃工場職員/品川区資源化センター職員

毎日の生活の中ででるごみは、一番身近に環境とつながっている課題かもしれません。今回は品川清掃工場と品川区資源化センターの2つの施設を見学しました。
燃やすごみとして出されたものを高温で焼却している大規模な品川清掃工場と、資源として回収したものを分別し、また次につなげる中間処理施設の品川区資源化センター。隣にある施設ですが、規模やその施設で行われていることは、全く違うものでした。持続可能な循環型社会を作るために、私たちが出来ることが色々あると学べた見学ツアーになりました。

<参加者の声>

  • なぜ分別が必要なのかが、本当によくわかりました。より多くの人が見て、知れば、4Rも進むし分別もしっかりしてくれる人が増えるので良いと思います。
  • とても良い勉強が親子で出来ました。
  • 実際に見て回れて、とてもエコへの関心が深まった。

大きな煙突が目を引く品川清掃工場。近くに羽田空港があり、上空を飛行機が飛ぶために煙突の高さは90mと他よりも低めになっているそうです。

清掃車で運ばれてきた燃やすごみは、ごみバンカーにためて巨大なゴミクレーンで焼却炉に入れて高温で燃やされます。ごみバンカーを初めてみる参加者たちは、その巨大さとごみの量に圧倒されていました。

850℃以上の高温で焼却をする焼却炉は、ごみを階段状に設置されたブロックで運び効率的に燃焼させています。

広大な清掃工場の大部分は自動的に管理しています。中央制御室では工場内の様々な機器を24時間監視・制御しています。ごみを焼却して発生した熱を発電や近隣地域への熱供給に使っています。

燃やすごみにハンガーなど金属が混ざって一緒に燃やされると、焼却炉を傷める原因になるそうです。また、近年は内蔵型小型バッテリーが入っていることがあり、火災など大きな事故につながる可能性もあるそうです。一人一人が気を付けていかなくてはなりません。

次は同じ敷地内にある、品川区資源化センターに移動します。

ここは、週に一度回収される資源(紙類・びん・缶・ペットボトル・プラスチック)を集め、丁寧に分別して再資源、再製品化するための中間処理施設です。安全に見学するためのヘルメットを着用し、施設内では大きな音がするため、イヤホンをつけて見学します。

紙類には、ダンボール・新聞紙・雑誌・箱など様々なものがあります。それぞれ種類に分けて再資源になります。紙でも汚れているものや匂いがついたもの、キラキラとした箱などは燃やすごみに出しましょう。

資源の仕分け作業の多くは、人の手でされています。私たちが、きちんと仕分けをすることで、資源化センターでの仕分けがとても効率的になります。

瓶は、リターナブル瓶(洗って繰り返し使う)とワンウエイ瓶に分けられ、ワンウエイ瓶は色別に分けられ再資源としてまたガラス製品になります。

ペットボトルは、ラベルとキャップを外して資源としてだせば、水平リサイクルしてまたペットボトルになるそうです。キャップとラベルは外して、プラスチックとして出しましょう。品川区では水平リサイクル出来ないことが多いそうです。一人一人が気を付けたいですね。

スチール(鉄)缶とアルミ缶は磁石を使って分別されています。

品川区では、アルカリ電池、ニッケル電池、リチウムイオン電池などを回収しリサイクルしています。他のゴミに混ぜて捨てることは、火災やケガにつながるおそれがあるので絶対にしてはいけませんね。

最後に参加者からは、たくさんの質問が寄せられました。自分が出すゴミや資源がどのように処理されて、資源として再利用されているのか知ることで、循環型社会の一員としての自分たちの役割が少しわかったように思いました。

(事業担当)

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