エコルとごしは戸越公園の一角にあり、その緑豊かな立地を活かし自然観察講座を定期開催しています。今回のテーマは「野鳥」です。公園を歩きながら鳥たちの“今”を観察しました。羽の色や特徴、鳴き声の違いにも注目し、普段何気なく歩いている公園にも、たくさんの種類の鳥が暮らしていることを実感しました。
<参加者の声>
- 楽しかったので参加してよかったと思った
- いろんな鳥を見つけることができて楽しかった
- 珍しい鳥を見つけられてうれしかった
まずは、戸越公園にはどんな鳥がいるのかをみんなで予想します。
「カラスはよく見るよね」「スズメもいるかな?」と普段の様子を思い出しながら観察シートに書いていきます。
外に出ると、さっそく「ピーツピ」と特徴のある鳴き声が聞こえました。
鳴き声がする方へそっと近づいていきます。どこにいるのでしょうか?
「あ!見つけた!」小さな鳥でも双眼鏡を使えばよく見えます。
見つけたのは "シジュウカラ"
おなかに黒い帯のような模様があり、まるでネクタイをしているように見えるのが特徴です。みんな初めて知りました。
さらに散策を続けると、「あ!メジロがいるよ!」と大きな声で知らせてくれました。
順番に双眼鏡で観察してみます。3羽の仲良しのメジロが木の実をつついている様子が見えました。
「小さくてかわいい」「緑色がきれい」と、みんなメジロに夢中です。
見つけた鳥の数をカウンターでカウントしながら記録もつけていきます。
カラスやカモなど普段見かける鳥だけでなく、珍しい鳥にも出会うことができ、時間いっぱい観察を楽しみました。
室内に戻って、今日見つけた鳥をみんなで振り返ります。「一年中見られる鳥もいれば、季節によって違う鳥が見られることもあるんだね!」と、新しい発見がありました。
さらに、参加者のひとりが本物のクジャクの羽を持ってきてくれました!図鑑の写真と見比べながら、「どこの部分の羽だろう?」とじっくり観察する時間もありました。
近年、地球温暖化の影響で、渡り鳥の飛来時期や種類が変わっています。こうした変化は、鳥たちだけでなく、ほかの生き物や私たち人間の暮らしにも関わっています。だからこそ、身近な自然の変化に目を向けることが大切です。
ちなみに、戸越公園にはオナガガモやユリカモメが飛来します。どちらも運が良ければ観察できるかもしれません。
エコル自然探検隊では、むずかしい環境問題を身近に感じられるように、今後も講座を開催していきます。次回の予定は、3月19日(水)15:00~15:30事前申込不要です。ぜひご参加ください!
(事業担当・けんけん先生)