エコルとごしは戸越公園の一角にあり、その緑豊かな立地を活かし自然観察講座を定期開催しています。今回のテーマは「秋の葉」です。
秋から冬に変わる季節に、鮮やかに彩られた葉っぱのひみつについて探りながら、自分の一番お気に入りの葉“マイ推し葉”を決定!いつもは公園で活動しているのですが、あいにくの雨のため、室内で予め集めておいた葉っぱを使って観察をしました。
<参加者の声>
- やすりみたいな葉っぱがおもしろかった。
- 自分が想像した葉っぱがみつかって嬉しかった。
- 葉っぱの絵を描いたことがなかったので楽しかった。
まず最初は、何も見ずに葉っぱを描いてみました。
「葉っぱってどんな形だっけ?」と思い出しながら描く形は、二つに分かれた形、三つに分かれた形、手のひらみたいな形、ギザギザの形、針みたいな形と、実に多様でした。
葉っぱの中から自分が描いた葉っぱと同じ形のものを探します。
見つかるかな?いいにおいもするね!
「見つけた!」形だけでなく、大きさまで一致した子も。
紅葉・黄葉のしくみのお話では、植物が生きるために季節に合わせて見た目が変わっていくことがわかりました。
続いて、葉っぱの構造についての実験です。
A4用紙の端を持つと、そのままでは垂れてしまいますが、折り目をつけると垂れません。葉っぱの軸にも同じ機能があるそうです!
“マイ推し葉”候補の葉っぱの魅力を紹介です。葉っぱの裏に字が書ける「アオキ」や洋服にくっつく「ツツジ」、やすりのように使える「ムクノキ」などなど葉っぱでいろいろな遊び方があることを知りました。
たくさんの候補の中から、いよいよ“マイ推し葉”を決めます!
“マイ推し葉”決定!!
葉っぱの上に紙を敷き、鉛筆でこする、フロッタージュ技法で魚拓ならぬ“葉拓”をして、自分の一番お気に入りの葉っぱ、“マイ推し葉”を持ち帰りました!
葉っぱは植物にとって大切な器官のひとつです。植物が生きるための役割を果たせるように必要な形を成しています。形や色の意味がわかると、葉っぱの見え方が違ってきますね。
講座では葉っぱのしくみや特徴などについても学びましたが、実際に葉っぱに触れるのに知識は不要!ぜひ、葉っぱの手触りやにおいをかいで、季節の中で変化する自然を楽しんでください!
推さずにはいられない“マイ推し葉”がみつかりますよ!
エコル自然探検隊では、むずかしい環境問題を身近に感じられるように、今後も講座を開催していきます。今後の予定は、12月18日(水)15:00-15:30、1月15日(水)15:00-15:30、ともに事前申込不要です。ぜひご参加ください!
(事業担当・けんけん先生)