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講師:エコルとごし職員
食事や調理の際に出る生ごみを堆肥に変え有効活用することで、ごみの減量・ごみ焼却のエネルギー削減を目指す「コンポスト」。エコルとごしでは、昨年度よりコンポストの運用をはじめ、今年度からはその魅力や運用方法をお伝えする講座を開催。今回の講座は第4回目となります。
<参加者の声>
- なかなか始める勇気がおきなかったのですが、今回直接お話を聞いて、やってみようと思えました。
- 普段の生活で、少し工夫すれば環境に優しい取り組みができることを学びました。
- ずっと興味があるままでしたが、きっかけを作っていただけたので楽しく行動に移せそうです。
秋の涼しい風が吹く菜園デッキで、まずはコンポストの基礎を学びます。コンポストって何?誰が分解しているの?どうしてエコなの?そんな疑問を、クイズ形式で楽しく学びました。
参加者の皆さんに持ってきていただいた生ごみを、微生物の目線で仕分けしていきます。
「微生物が好きなもの=微生物が分解しやすい」「微生物が嫌いなもの=微生物が分解しにくい」
私たちにとってはごみですが、微生物にとってみればおいしい食事となります。こうして微生物の立場になって考えていくと、自然の循環には、ごみが存在しないことに気づかされます。
落ち葉をかき混ぜる「撹拌(かくはん)」という作業も皆さんに体験していただきました。
この撹拌で、土の中に酸素を送り込み微生物の動きを活性化させます。堆肥を掘り起こすと、心地の良い土の香りがします。「臭くないんだ!」「いい香り!」といった声が上がり、発見と癒しの時間になりました。
撹拌で体を動かした後は、室内に移動してコンポストキットの説明とコンポスト運用のコツやポイントをお伝えしました。
最後に、コンポスト講座でいつも一番盛り上がる質疑応答タイムです。実際に運用するために一人一人の不安や疑問を解消し、具体的なアドバイスをお届けしました。熱心な質問が飛び交うたびに、担当職員は、とても嬉しく、手応えを感じます!
これからも皆さんと一緒に「コンポスト仲間」として、コンポストや微生物に向き合いながら、楽しんで取り組んでいきたいと思います♪
次回、5回目の講座は1月14日(火)に開催です。わたしたちも含めて、生き物が活動するのには寒い季節ですが、昆虫の数が減ってくるので、昆虫が苦手な方はコンポストの始めどきかもしれません。
(事業担当)