10月も半ばを過ぎ秋の深まりを感じる季節となりましたが、開催前日はなんと日中30度を記録しました。天候が心配されましたが、当日は秋冷を感じる晴れ晴れとした気持ちのいい日に恵まれて、「エコルフェス -2024 AUTUMN-」 を開催しました!
<参加者の声(WEBアンケートより)>
遊びと学びと音楽、イベントを満喫できました。
色々勉強になり体験もでき、家族みんなで楽しめました。
なんでも捨てるのではなく色々な形で再利用できるか考えるきっかけになりました。
食のリサイクルカップがあるのを知らなかったので、今後もっと普及するといいなと思いました。
エコルができたことで、リサイクルやゴミなどへの考えが身近になりました。
\いろんなRをみつけよう!/
10月はReduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の3R推進月間です。今回のイベントでは、3Rはもちろん、Repair(リペア)・Refuse(リフューズ)・・・など、Rなワークショップをたくさんご用意しました。
戸越公園 池前広場の「Rなワークショップ広場」
区内企業や学校をはじめ、各地からさまざまな出展者が集い、生活に身近なサステナブルなワークショップを行いました。
品川区交流自治体の福井県坂井市から「たけくらべ製材所(株式会社セルフネン)」ブース。福井の里山 竹田地区の竹林から切り出した竹で作る”竹あかり”を作りました。
しっかり使い方を教えてもらいながら、初めて手にする機械に少しドキドキ。
「株式会社プロステクノ」では、アクリルスタンドを使い、揺らしたり、タップしたり、指の力で発電する発電装置作りと発電体験をしました。こちらも見慣れない部品に興味津々。
こちらは、区内学校の「私立青稜中学校・高等学校SDGs部」による、再利用材料を使ったエコなアロマキャンドル作り。ロウには大豆由来のソイワックス、着色には学校で集めたチョークの粉や使わなくなったアイシャドウを利用。どこまでもエコ!
もう1ブース、品川区交流自治体の高知県から「(一社)高知県木材協会」。間伐材をリサイクルした、高知の鳴子(なるこ)作り。色をつけたカラフルな鳴子の音が会場のあちらこちらから聞こえていました♪
こちらは今回初出展、区内企業である「森の香りのお店Phnom Toi(プノントイ)」ブース。捨てられてしまう鉋(かんな)屑や端材を使った、森の香り袋(サシェ)を作りました!香り付けに使用したヒノキ・スギの間伐材などから抽出した精油が、とてもよい香りでした♪
品川区環境保全活動団体「生活工房ひとくふう」ブースでは、ウエス(古着をカットした布)を再利用したミニパッドを作り、その作品をスマホで撮影してショート画像を作りました!
こちらも品川区環境保全活動団体「もったいない塾」。おうちにねむっている大きなハンカチを使って、ポシェット・ペットボトル包み・ティッシュボックスケースなど、日常で使える小物を作りました。身近なもので簡単に作れるんですね!
区内学校からもう1校。品川区環境保全活動団体でもある「立正大学 研究推進・社会貢献センター」のブースでは、楽しく学べるSDGsすごろくに挑戦!みんなで真剣に取り組んでいました。
このエリア最後は、「品川区清掃事務所」からスケルトン清掃車が戸越公園に1年ぶりに登場!清掃車のしくみが分かるように改造した「スケルトン車」でごみの積み込み体験をしました。保護者の方と一緒に、ごみ・資源の分別について考えるきっかけづくりになりました。
戸越公園ステージ前広場「地球にやさしい食の広場」
キッチンカーや近隣の飲食店が大集合してくれました。キッチンカーは、日頃から定期的にご出店いただいている店舗をはじめ、食材選びや運営面で環境配慮の工夫がある6店に集まっていただきました。キッチンカーのお食事は一部リユース食器で提供し、場内の「エコステーション」で回収。エコルフェスでは定番になってきている取り組みです。
農家支援のキッチンカー「eat for」。また食べたくなる、スパイスカレーと生姜焼きを求めて、常連さんがたくさんいらっしゃいます。
黄色い車体が目印のオセアニアスタイルのコーヒー「Izzy’s cafe」。本格派コーヒーの他、自家製レモネードも人気。
都会を旅する農場「鷹栖のおにぎり そら」。大きいお口で頬張る姿があちらこちらに。
「農家さんのケトルコーン」のポップコーン。定番のオリジナルは甘じょっぱく、とまらない美味しさ。無添加なのでお子さまにも安心です。
実店舗が戸越公園駅徒歩4分にある「おかかキッチン」。定番のルーローハンのほか、あげぱんが人気でした♪
今回初めて出展の「テンパーニュ」。早々に売り切れてしまいましたが、10/31(木)西大井 三間通りにお店がオープンしました!今回ご購入できなかった方はぜひ!!
天候に恵まれたこの日の戸越公園で食べるランチは、いつも以上においしく感じられたのではないでしょうか。
「エコル広場」
エコルとごし3F多目的スペース・菜園デッキで、木材利用やコンポストなど身近なテーマを楽しく学びました。
品川区環境保全活動団体でもある「木ッカケ / 品川区商店街連合会」では、東京の間伐材を使った森のバッジ作り。入口で間伐材に関するクイズにチャレンジして、5種類の中から好きなものを選んで絵を描きました。
こちらは「無垢の積み木で遊ぼう」のエリア。1Fキッズスペースと同じ紙製の人工芝を敷き、靴を脱いでリラックスして楽しむ姿が♪
無垢の積み木は品川区交流自治体の山梨県早川町の間伐材で作られたものです。
こちらは常設展示「トイカケのジカン」をエコルとごしのボランティアが詳しく教えてくれた「解説ツアー」。
3F菜園デッキでは 、区内企業である「共和化工株式会社」の機械型コンポストの模型を展示。生ごみなどを堆肥化させる技術を応用して機械化し、全国各地の自治体に広めています。となりでは、エコルとごしで稼働しているコンポストを触って「コンポスト体験」。
「スティールパン」演奏会
1Fコミュニティラウンジでは、ドラム缶のリサイクルから生まれたアコースティックな楽器「スティールパン」の演奏会♪ハンマーを使いドラム缶をへこませて音階を創っていくシンプルな打楽器です。透明感のある心地よく響く音色。
実際に音を出す体験も♪
「原田芳宏 & PSO」のみなさま、リズミカルな楽しい音楽を届けていただきありがとうございました!
会場には“Rと出会う3つの広場”を設けました。皆さんはどんなRをみつけましたか?
春に続き、5,000人を超える方々にご来場いただきました。3R推進月間・食品ロス削減月間の10月、『いろんなRをみつけよう!』をテーマに、みなさまにReduce・Reuse・Recycleを体験していただくことで冒頭の<参加者の声>にもある通り、「考えるきっかけ」になれたら嬉しいです。まずは知ることから、そして自分ができることを一つずつ一緒に考えていけたらいいですね。
お友達から聞いてきたという方も多く、地域や交流の輪の中でエコルとごしの存在が少しずつ広がっているのを感じました。
開館3年目を迎え、これからも地域に根差し、多世代が集うエコルとごしならではの伝え方で、環境のこと、自然や生き物について考えるきっかけをお届けしていけたらと思います。日々の生活の中で、そして子どもたちが大人になった時に、「エコルとごしがあってよかった!」と思ってもらえる施設をめざして運営してまいります。
(広報担当)