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講師:環境学生団体Econista
捨てられてしまうものにデザインを加えて、新しい価値を生み出し再活用するアップサイクルに取り組んでいる、環境学生団体Econistaのみなさん。アップサイクルとはどういうことなのか、また私たちが身近で取り組めることについて、意見を出し合いました。
後半は廃棄になる予定だったアクリルパーテーションを、ちょうちょやペンギンの形に加工したチャームに、使われなくなったマニキュアで色付けをして、ストラップを作りました。最後には、参加者1人1人が今日のワークショップを体験して感じたことを発表しました。
ごみとして捨てられるものを減らす取り組みを通して、循環型社会の実現に取り組む大学生たちとの時間は、新しい発見と学びがありました。
<参加者の声>
・親子で話し合い、考える時間が持ててよかったです。
・アップサイクルについての説明もしっかりあって、思ったより勉強になる会でした。
・学生たちの活動で、エコなものがあると初めて知ったので、頑張ってほしいです。
アップサイクルという言葉を聞いたことがありますか?
リサイクルとアップサイクルの違いはなんでしょうか?
リサイクルは、使い終わったものを資源に戻し再び再利用すること。
例えば:ペットボトル → ペットボトル 紙 → 再生紙
アップサイクルは今あるものを別の用途として、新しい価値を与えて再生することです。
例えば:アクリルパーテーション → ストラップ ホテルのベッドシーツ → シャツ
リサイクルはみなさんも普段から取り組まれていますが、アップサイクルという言葉を初めて知ったという方も多く、今ある資源を大切にして循環型社会をつくるには、アップサイクルの考え方が大切です。
*循環型社会とは・・ごみを出ないようにしつつ、使える資源を循環させて活用し、地球に負担をかけない社会のこと。
Econistaの活動は、清泉女子大学学長賞、令和5年度品川区環境保全活動顕彰 地域大賞を受賞しました。
後半はストラップ作りです。
アップサイクルされたアクリルのチャームに、使われなくなったマニキュアを使い、色や模様を付けました。学生のみなさんにアドバイスしてもらいながら、カラフルで個性的な作品が出来上がりました。
マニキュアを乾かして、ストラップを付けたら出来上がりです。
最後に、1人1人から今日のワークショップを体験して、感じたことや考えたことを発表してもらいました。
今回の講座では、アップサイクルという言葉を初めて知った人も多く、今ある資源を大切に使い、エネルギー消費を抑えるためにとても有効な取り組みであることを知ってもらいました。
廃棄されるものを使ったのに、有料なのはなぜだろう、という疑問を持った方もいらしたと思います。高品質なアクリルパーテーションを様々な方の協力で回収し、それを型抜きするための型を作って、職人さんに加工してもらいます。加工したものを送るのに送料もかかります。
継続的にこの活動を行うためには、いろいろなところでお金がかかるため、ワークショップや販売をするときは有料にしています。そして、1年間の活動で利益が出た場合は、環境保護活動をしている団体に寄付をしています。
アップサイクルはアイディア次第で、いろいろなものを生まれ変わらせることができます。
自分で作ればお金もかかりません!身近にあるものをアップサイクルさせて楽しんでみてくださいね。
(事業担当)