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講師:二宮憲太[ソニー・太陽株式会社 広報・CSR室]
「科学する心」を育むことを大切にして様々な教育支援を行っているソニー教育財団による、昨年も大好評だったものづくりワークショップを今年も開催。小学校高学年の子どもたちと、身近な素材であるペットボトルと牛乳パックを使ってヘッドホンを作りました。教えてくださったソニー・太陽株式会社は、最高級のヘッドホンを生産するなど音に関するものづくりをしています。また働く人の6割に障がいがあり、講師の二宮さんも聴覚に障がいがあります。障がいのある人もない人も、障がいを意識することなく一緒に学び活動できる場になりました。
<参加者の声>
- 作るのがとても楽しかった。
- ワークショップは楽しいです。
- たのしかった。エコルとごしには、地球温暖化などのことがくわしく展示してあって興味がわきました。
テーブルごとに自己紹介や自分の好きなことなどを話して、同じテーブルの人と打ち解けてからワークショップをスタートしました。
音が出る仕組み、聴こえる仕組みを教えてもらいました。今日みんなが作るヘッドホンも高級なヘッドホンも基本の仕組みは同じだそうです。
振動で音を出す仕組みをペットボトルと銅線を巻いたコイル、小さなネオジム磁石を使って作ります。
両耳分作れました!
牛乳パックで、ヘッドバンド部分を作りました。
さあ、デッキにつないで音を聴いてみよう!どんな音が聴こえるかな?
音が聴こえた瞬間、みんな嬉しそうな表情に変わります。
全員音が聴こえて、大成功!
動物たちがどれくらいの音が聞こえているのかを知った後、自分たちはどのくらいの音が聞こえるのか、音を出して実験してみました(可聴域テスト)。参加者の子どもたちは、小さな高い音も聞こえていて、年齢を重ねたエコル職員よりもずっと色々な音をキャッチしているのですね。子どもたちの感受性の高さを再確認しました。
自分たちで作ったヘッドホンから音が出た時の子どもたちの表情からは、驚きと喜びがあふれています。作る過程での工夫や発見、不思議や美しさにひかれる心、作りあげる喜び。これからも子どもたちが様々な体験ができる講座を開催したいと思います。
(事業担当)