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イベントレポート

2024/7/30 はんだづけでラジオを作ろう!~地元企業に学ぶ、環境に配慮したものづくり~

# 講座・ワークショップ

講座概要はこちら
講師:SMK株式会社 社員

「エコル自由研究WEEK」第4弾!
2025年に創立100周年を迎えるSMK株式会社。コネクタ、リモコン、スイッチ、電子モジュール、タッチパネルなどを扱う電子部品メーカーで、直接目に触れることはないけれど、身の周りの家電・自動車・情報通信などさまざまな機器に使われています。エコルとごしから10分ほど歩いた場所に本社があり、昨年に続き今年も会社におじゃまして、はんだづけでラジオをつくるワークショップを開催しました。

<参加者の声>

  • 難しそうだったけれど上手にできて良かった。楽しかった!!
  • 家庭では用意できない企画だったのでとても興味がありました。今後もこのようなワークショップを開催してほしいです。
  • 夏休みの自由研究に最適でした。地元企業のことが知れてまたこういった機会に参加したいです。

はんだづけとは、「はんだ」と呼ばれる金属合金を熱によって溶かし固め、接合することで、電気電子回路を組み立てるのにはなくてはならない技術です。冷蔵庫やエアコン、パソコンやスマートフォン、飛行機や橋もはんだづけの接合技術に支えられています。

はんだの金属合金には主に「スズ」と「鉛」が使用されていますが、寿命を迎えた電気・電子機器を廃棄する際に出る鉛が有害物質を発生。大気汚染を原因とする酸性雨の増大、地下水・河川の汚染が問題になり、現在は鉛フリーが主流になっています。SMK株式会社でも鉛フリーのはんだを使用しています。

 

始めは、地球の環境問題についてのお話し、SMK株式会社で取り組まれている環境保全活動のお話し、そしてエコ・クイズ!

みんな、正解率が高いっ!

さあ、いよいよラジオづくりのスタート!目の前には見慣れない機械や部品が並んでいます。
ラジオとは、無線技術で音声を送信・受信するシステム(機器)のことです。音声信号を、電波を使って送受信します。
現在のラジオは東京タワー等から電波を受信しています。ちなみにテレビの電波はスカイツリーから受信しています。

最初にインストラクターの方から細かい部品の説明と作業の注意事項などを教えてもらいます。
まずは、練習。右手にもっているはんだごてはものすごく熱いので、少しずつ少しずつ緑色の基板にはんだを付けてみます。何度も何度も練習!
少し慣れてきたら、いよいよ本番の基板でラジオづくりを進めていきます。
簡単そうに見えますが、なかなか難しいんです。でもみんな早い!上手!!
細かい部品を次々にはんだづけしていきます。「抵抗」と呼ばれる電流の流れを制限して回路に流れる電流をちょうど良い値にする部品、「ツマミ」「セラミックコンデンサ」「スピーカーの電線」「電池ボックスの電線」などなど…

完成に近づくにつれ、保護者の方にも手伝ってもらいながら最終工程へ。

完成!!うまく受信できるかな?!チューニングつまみを少しずつ、ゆっくりと回します。

……あちこちからラジオが聞こえてきました♪♪みんな大成功です!

直接目に触れることがないところにも、優れた技術があり、その技術で便利なものがうまれ、私たちの生活を豊かにしてくれます。部品を組み立てていく工程を知ると、物を大切にしようという気持ちがうまれたり、作り手の思いを感じることができます。
SMK株式会社のみなさま、夏の思い出になる楽しい学びの時間をありがとうございました。

(事業担当) 

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