このブラウザは動作対象外となる予定です。
引き続きエコルとごしのサイトをご利用いただくには、
サポートされているブラウザに切り替えてください。

※ダウンロードやインストール方法などにつきましては、
ブラウザの提供元へお問合せください。

イベントレポート

2024/6/29 エシカルライフ研究家RIRIKOさん トークショー

# 講座・ワークショップ

講座概要はこちら
講師:梨田莉利子[エシカルライフ研究家 / ライター]

6月29日、「環境月間」の締めくくりとして、エコルとごしでは特別講演会を開催しました。今回お招きしたのは、SNSフォロワー数15万人以上!エシカルライフ研究家として、Instagram「エシカルなまいにち」で日々の暮らしを発信されているRIRIKOさん。これまでRIRIKOさんはオンラインでトークイベントを開催されてきましたが、今回初めて対面トークショーが実現しました。
『生活に身近な環境問題×おうちからはじめる“カンタンエシカルライフ”』をテーマに、盛りだくさんの2時間がスタート!

<参加者の声>

  • とても有意義なトークショーでした。意識づけに強く繋がりました。
  • 小さな子どもとの生活は常時時間に追われてばかりですが、そんな中でも無理のない範囲で取り組めそうなアイデアをたくさんもらって有難いです。
  • 会場に入ったあと周りからマイボトルのフタがギュッギュッと聞こえてきました。ペットボトルを持参している方が全然おらず、頑張っているのが自分だけではないんだなーと心強く思いました。

子育て中、お子さんの食に対する敏感さと、ある1冊の本との出会いがエシカルライフを始める大きなきっかけになったというRIRIKOさん。

エシカルとは直訳すると「倫理的な・道徳的な」という意味ですが、環境問題の視点からは「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」のことを指します。エシカルと聞くと、「むずかしそう…、めんどくさい…?、意識高い系…?」とイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、RIRIKOさんは無理なく、日常生活にすぐに取り入れられる工夫や自分らしいエシカルライフの始め方を教えてくれました。

いま起きている地球環境問題から考える、自分らしいエシカルライフの始め方。
まずは、参加者のみなさんが一番気になっている環境問題をいくつか伺いました。

1つ目は『暑さ問題』。高校野球が大好きなRIRIKOさんは、地球沸騰の危機を警鐘します。

2つ目が今回のメインになった『ごみ問題』。今やマイクロプラスチックごみをはじめ、ごみ問題は環境問題とイコールになりつつある大きな課題です。その中で、マイクロプラスチックごみをなるべく出さない実践的な取り組みを教えていただきました。

①RIRIKOさんも愛用している「へちまたわし」の活用
食器洗いのスポンジは意外と消耗が早いですよね?へちまたわしならマイクロプラスチックが出ません。すぐ乾くので、石鹸置きにも。食器洗いの役目を終えたら、次は洗面所のお掃除に。そして最終的にコンポストに!

②洗濯ネット
ポリエステル素材の洋服はマイクロプラスチックを流失させてしまうので、目の詰まったオーガニックコットンを袋状にして洗濯すると、半減されるそうです!冬に大活躍のあたたかいフリースは、マイクロプラスチックの流失が問題になっています。

③歯ブラシ
竹製歯ブラシに代えてみては?でも、ブラシ部分はプラスチック素材のものが多いので、ブラシの素材もチェックしてみて。

④多くの人がRIRIKOさんを知るきっかけとなった「さらし」の活用
使い方は無限大!目にする機会は少ないかもしれませんが、和装店によく売っています。
今回は、野菜のお包みとしての活用を紹介。保存袋ではなく、野菜をお花のように扱ってあげて。
お包みの役目を終えたら、ダウンサイクル。お掃除グッズとして再利用。
葉物野菜は茎に切れ目を入れて、水につけてから立たせて保存しておくと、シャキシャキ感が長持ちするので、これも保存袋いらず。

⑤麻袋(ジュード袋)
マイバックは定番になりましたが、スーパーで買い物をしたときにお肉や野菜を透明なポリ袋に入れていませんか?それを麻袋に代えてみる。

最後に、海洋汚染についても。
「排水口の下はかわいい魚たちがいる海だ」と思い、洗い物をするときは油汚れをあらかじめ拭き取りましょう!紙の緩衝材は油をよく吸うので、捨てないで取っておいて。

たっぷり2時間、参加者のみなさんの事前のメッセージや質疑応答にもひとつずつ答えてくれました。

  • Q. 家族や周りの理解はどうしていますか?
    A. 強要はしません。歩み寄り・ゆずり愛ですね。まずは自分がやってみることから始めます。うちにはラップがありませんが、「何で家にはラップがないの?」と夫から言われ続け、「家にはないねん」と言い続けていたら、3年くらいしたころには言わなくなりました。3年もすれば人は慣れるみたいです(笑)。
  • Q. 脱プラスチックの生活がなかなかできません。
    A. ペットボトルを減らす。毎日買っていたものを2日1回、3日に1回と徐々に始め、マイボトルを持ち歩く。他には、ラップやキッチンペーパーをちょっと手の届かないところに置いて、ないものとして生活してみる。

最後に、エシカルに暮らす・エシカルに生きることが特別ではなく当たり前になってほしいという思いを発信しているRIRIKOさんから力強い、励みになるメッセージをいただきました。

「こんな小さな行動に意味があるのか…」 という問いにRIRIKOさんは
「絶対に意味はある。続けていくことが大切。昨日より1%できればいい!」 と。

 

(事業担当) 

月間カレンダーはこちら