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イベントレポート

2023/10/15 河川たんけん オン・ザ 目黒川!

# 講座・ワークショップ

開催概要はこちらから

品川区は目黒川と立会川の河川に加え、運河、東京湾にも面しており多様な水辺を有しています。大雨時の警報や、水の汚れやにおいが感じられると川の様子や私たちへの影響について気になりますが、普段は街の風景の一部で、あらためて注目する機会はなかなかないように思います。品川区河川下水道課 水辺の係のお仕事は、河川の浄化、維持管理など河川のある暮らしが安全で快適であるよう日々整えてくださっています。
係のご担当者よりエコルとごしを通じて、身近な自然環境である目黒川に皆さんが興味と、川の水質について楽しみながら考えるきっかけをもっていただきたいとご提案がありました。あらためて生活排水が及ぼす自然への影響を知るのに、とても良い機会だと今回の河川たんけんは企画されました。
目黒川を船で航行するのも魅力的で、多数の応募をいただきました。当日は朝からまとまった雨、集合時刻には小雨になり出発です!

東品川二丁目船着場で事前学習講座。目黒川の汚れとその原因を知ります。 普段の私たちの生活で、きれいな川にするためにできることがありました。 食品の残飯、料理に使った油は排水に流さない。洗剤は決められた量で使う。ゴミや空き缶ペットボトルなどを川に捨てないなど心がけしましょう。

船の出航時刻に合わせるように、雨があがりました!ドリーム号に乗って出発です。

船は(株)船清さんにご協力いただきました。
*救命道具は各席に設置されています。

天王洲水門を通過して、天王洲運河に入ります。

普段見る景色でも川から眺めるビューは、広がり方がちがう!

ペットボトル浮いていますね。ボールは遊んでいて、川へ落ちてしまったのでしょうか。

講師の大石先生【(株)建設技術研究所】は船上でも質問にお答えいただけました。

水面にいるボラなどの魚を狙う鳥たち。目黒川の水底の水質は酸素含有がほぼゼロのため、魚は残念ながら生きられません。

午前中の雨で、あふれた生活排水と雨水が川へ流れる様子を見ることができました。

御成橋では、水量が少ない目黒川へ再生水を放水します。水に酸素を送り、水質を改善する取り組みのひとつです。

目黒川荏原調節池。目黒川の洪水被害を防ぐ施設。大雨で水位が上昇した時に、取水口から水が流れ込み、下流の流下量を減らし、水害を軽減しています。地下4層構造で貯めることができる総量計約20万立法メートル(小学校の25mプールの約670杯分!)

船で目黒区に入ります。

現在目黒区で建設中の目黒川水質浄化施設。目黒雅叙園のお隣に建っています。
川底の「酸素が少ない水」を浄化施設に取り込み、取り込んだ水に空気中の酸素を溶かし込み「高濃度酸素溶解水」を作り、ふたたびは川底に戻し、魚も住める水質をめざします。 目黒川の水質や状態、それに対しての品川区の取り組みを学ぶことができたアウトリーチ講座でした。事前学習に続き、現地を目の当たりにすることができたので、とてもわかりやすく知ることができました。

下船した五反田船着場で、解散。

(事業担当)

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