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イベントレポート

2023/10/8 海外はどうなっている?環境のこと 世界のあれこれVol.2 ~ハワイ編~
<同時開催>エコルミュージックデイ

# 講座・ワークショップ

日時:2023年10月8日(日)14:00~15:00
場所:1F コミュニティラウンジ
★開催概要はこちら

今回は環境講座として【海外はどうなっている?環境のこと 世界のあれこれ】×【エコルミュージックデイ】とダブルで、すこし欲ばりな開催となりました。

ハワイアンミュージックと言えば、フラを連想する方が多いと思います。その予想を裏切らずフラダンスチームのご登場です。「オハナ・レイ・チャミ」の総勢10名を超えるメンバー。お得意の2曲をご披露頂き、会場が一気にハワイアンムードになりました。日頃フラダンスを通じて老人ホームの慰問や震災チャリティなどの活動もされている皆さんです。

続いてエコルとごしスタッフの松本志延さんから、ハワイ文化としてのフラについてお話ししました。優雅な動きが特徴のダンスですが、その背景には先住民の精神や自然に対する畏敬の念と風習が表現されています。

使用する楽器は、すべて植物や動物の羽などの自然素材からできていて、踊りにもひょうたんからできた楽器を使いました。

松本さんの首にかかるレイは手作りです。スタッフのお庭やエコルの菜園デッキにある草花で作りました。終了後はコンポストへ。

 

続いてハワイに生活する方々から、環境にまつわるお話をお聞きするため、ゲストをお招きしました。ハワイ大学マノア校勤務、ハワイ在住35年のカーマン関美智子さんと、2年ほど前から東京在住のお嬢さまの美希さんです。美智子さんはハワイのホノルルからオンラインでお話ししてくださいました。

ハワイといえば2023年8月に発生したマウイ島の森林火災が大変ショッキングなニュースとして日本でも報じられ、気がかりです。現地からの視点で状況や背景を教えていただくようお願いしました。

火事発生の直接的な原因はいくつかありますが、大きく問題視されているのが、サトウキビ栽培の縮小と、その放置畑に発生した外来種植物の草原化。比較的保水力のあるサトウキビとは違い外来種は乾燥化が激しく、今回の火事では引火後に広範囲に燃え広がり大惨事となりました。ハワイに適した農作物栽培の土地再生が望まれています。

「エコロジカルなハワイの土地にかなった生活や、自然との関わりが変化したことで自然災害が引き起こされた。ハワイでかつては行われていた人と自然の共生について、もう一度見直す良い機会でもあるのではないか」(カーマン関美智子さん)

持続可能で、エコロジカルな生活はその土地の気候や風土にあったものであるということのひとつの実証でもあります。日本でもヒントになるところは多いと思いました。

 

最後にもう一つのハワイアンミュージックの代名詞、ウクレレの登場です。演奏はウクレレ奏者のChieさん。ウクレレの音色を活かしたアップテンポで軽快な曲から、ハワイの海岸に夕日が浮かぶような美しい旋律の曲まで多彩に演奏を繰り広げてくれました。

少しだけハワイにショートトリップできた休日の午後。ハワイの文化と生活を知り、自然の豊かさを盛り込んだ音楽をお楽しみいただけたならうれしいです。

(事業担当)

 

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