開催日:2023年7月7日(金) |
7月7日七夕の日、コミュニティラウンジにおいて、伝統工芸の実演が行われました。東海道一番目の宿場で、江戸にも近いことから、品川には古くから多くの職人が暮らし、仕事をしていました。
現在もその技を受け継ぐ職人さんが活躍をされています。
長年品川区では、伝統工芸の実演を中小企業センターなどで開催しています。手仕事によって丁寧に作られた品物は、長持ちするのはもちろん、職人によって修理をしながら世代を引き継ぎさらに長く使うことができます。また、その地域に適した昔ながらの材料、自然素材を使うことが多く、手作業ゆえに電気などのエネルギーの消費が少なく、大量生産のように余剰品もありません。
今回は、より多くの方、若い世代、子どもたちにも職人の手仕事をする姿や、伝統工芸品の美しさに触れていただきたいとエコルとごしで初めて開催することになりました。日本刺繍に使う糸は、とても細い絹糸です。その色合いと艶は他の糸にはない美しさです。
そして、使い針もとても細く短いものです。刺繍をする布も絹などの目の細かなものが多く、布に垂直に針を出し入れするために、短い針を使うそうです。 当日は、10時の開始前から笹原さんの技を見るためにご来館くださった方もいらっしゃいました。
みなさま大変熱心に、日本刺繍の技をご覧になっていました。夕方、小学生のグループも作品を見て、
「すごい!これ作ったの?」
「ヒョウがつやつやして本物みたいだ!」
と驚いた様子でした。
次回は9月8日(金)東京友禅の実演をご覧いただく予定です。