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活動レポート・ブログ

2023/3/5<ダンボール彫刻展関連イベント>ダンボールのお面を作って動物になろう!

# イベントレポート

日時:2023年3月5日(日)14:00~16:00
講師:本濃研太(彫刻家)
場所:3F多目的スペース

2月28日から始まった企画展、本濃研太ダンボール彫刻展「エコルとごしに動物たちがやってきた!」。連日多くの方にご来館いただいています。
今日はダンボール彫刻の作者、本濃研太さんといっしょにダンボールで動物のお面を作ります。まずは、ダンボール、筆、絵具、はさみの使い方とお面の作り方を本濃さんがデモンストレーションをして見せてくれました。あっという間にカバの顔ができました。

説明を聞いた後は、好きなダンボールを選んで、好きな動物を描いていきます。
今日使うダンボールは、近隣のドラッグストア、家具店などのお店にご協力いただいて集めた、リサイクルダンボールです。
本濃さんは、立体作品を作り始めた時から、ダンボールの素材としての魅力を感じて、ずっとダンボールを使って創作をしていらっしゃるアーティストです。
日本におけるダンボールのリサイクル率は、95%とほとんど全てがリサイクルされています。軽くて丈夫、リサイクル素材である身近な素材ダンボールの魅力も感じていただけるワークショップです。

汚れることを気にせずに、思い切り創作できるように床や壁、テーブルなど養生シートで覆いました。こどもたちは、床に寝転んだり、立ったり、座ったりで好きなスタイルで取り組んでいました。
まずは鉛筆で下書きができたら、ハサミで切ります。ダンボールは厚みがあるので、切るのが少し大変でしたが、みんな複雑な形を一生懸命に切っていました。

色付けに用意した絵具は、白・黒と色の三原色の赤・青・黄色。

自分の使いたい色を5種類の絵具を混ぜて作ります。例えば緑色を使いたければ、青と黄色を混ぜて、少し暗い色にしたければ、少し黒をまぜます。自分で考えて好きな色を調合したら刷毛と筆を使って、思い切り塗っていきます。

早い人は1時間ほどで動物のお面が出来上がりました。

「もっと作りたい人は、もうひとつ作ってごらん。」という本濃さんの声かけに、みんな嬉しそうに、2作目、3作目に取り組みました。こどもたちの夢中な様子を見ていた保護者の方も、自分の作品を作りだす人も。個性的な作品が次々に出来上がりました。

自由に体全体を使って、ダンボールを切ったり、絵具をぬったり、こどもたちの活き活きとした表情と姿があふれるワークショップになりました。とっても個性的な様々な種類の動物たちのお面ができあがりました。
今回の企画展、ワークショップを通じて自分たち人間と動物たちとの関係、人間の生活が自然やそこに生きる野生動物たちに与える影響などについて、思いを巡らせていただける機会になれば幸いです。

本濃さんは、子どもの頃から絵を描くことが好きだったそうです。今でも自分のペースで自分の描きたい、作りたいものを作っている時が一番楽しいという本濃さん。子どもたちも大人も自分と向き合って創作する楽しい時間になりました。

 

(事業担当)