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イベントレポート

2023/8/12-19 エコルキャンドルナイト ~竹と紙のランタンで夜を照らそう~

# Pick up

>>開催概要はこちらから

エコルとごしの夏の風物詩として、2度目の開催を迎えた「エコルキャンドルナイト」。今年は「竹を知ろう」をテーマに開催しました。

近ごろは竹製の家具や竹紙など、竹を積極的に活用した製品が増えていますね。丈夫で使い勝手がよいことのほか、その背景には、社会課題となっている放置竹林の問題があります。竹は成長スピードが早く、手入れをしていない竹林が広がると、土砂災害などの自然災害につながることがあります。5日間にわたり開催した事前のランタン作りワークショップでは、そのような現状とともに、自然素材である竹を利用する大切さや、その可能性をお伝えしました。

ランタンを装飾する色紙は彩度・明度の異なる緑色に統一することで、会場である戸越公園の自然に溶け込むよう配慮しました。また、緑色ひとつにも多様性や広がりがあることを感じてもらうことで、木々や葉っぱなど、身の回りの自然に向けるまなざしがより豊かになってほしいという思いを込めています。

キャンドルナイト当日はワークショップで完成した約500個のランタンがエコルとごしのウッドデッキと戸越公園に灯り、いつもとは違うあたたかな夏の夜をみんなで楽しみました。

PHOTOレポート

竹の仕入れ・加工は、品川区武蔵小山にある大正15年創業の庭園・造園資材卸の株式会社山十さんに依頼。

にこやかな笑顔の時田さん!丁寧なお仕事で、イベントを支えてくれました。

連日多くの方にご参加いただいたランタン作りワークショップ(8/12~16)

まっさらな紙に、デザインは自由!切り絵をしたり、立体的にしたり、みんな集中しています。

子どもも大人も、「今日初めて竹に触った!」という方がたくさんいました。

色の豊かさを知ると、身近な自然をもっと楽しむことができますね。

完成した作品を見るたびに胸がワクワク!白い紙と緑色というシンプルな素材でしたが、皆さん一人ひとりの表現力に感動してばかりでした。

さて、迎えたキャンドルナイト当日は、まだ明るいうちからエコルボランティアとともに展示作業をスタート。

夏場の急な雨に備えて、公園に展示する作品にはビニール袋をかぶせました。

18時。コミュニティラウンジでは、ライトアップに先立って「箏アンサンブル茉莉花(まつりか)」によるお筝の演奏会を開催。

「幸せなら手をたたこう」「となりのトトロ」「涙そうそう」など、多世代の参加者が一緒に楽しめる選曲で、会場を盛り上げていただきました。

演奏を楽しんでいるうちに、外はだんだんと暗くなりました。ランタンの中には、小さなLEDライトが灯っています。

戸越公園の自然・風景を大切に企画した今回のキャンドルナイト。趣ある、穏やかな景色が広がります。

日頃から馴染みあるお顔もたくさん。地域の風物詩として、根付いていくといいなぁと思っています。

園路やエコルとごしのウッドデッキにも作品がずらり。館内の照明も暗くして、特別な夜です。点在する大きな竹灯篭は、エコルとごし職員やスタッフ、ボランティアが穴を開けて作りました。

作品はワークショップの開催日ごとに展示。約500個の中から、自分や家族、友達がつくったランタンを探すのも楽しみの一つです。

「これだよー!」と教えてくれた2人。去年も参加してくれたとのこと、ありがとう!

作品とともに記念写真。作品は後日返却し、皆さんの元へ帰っていきます。

日中、大井町駅前で「大井どんたく夏まつり」が開催されたこともあり、可愛らしい浴衣姿も多く見られました。

ワークショップに参加してくれた方だけではなく、ご近所の方やお散歩ついでに眺めていく方など、今年も多くの方と出会い、美しい夏の夜を共有できた「エコルキャンドルナイト」。これからも形を変えながら、夏の風物詩として続けていきたいと思っています。

当日の様子は、昨年に引き続き戸越銀座商店街のオンラインメディア「よりみち、とごし」でも詳しくご紹介いただきました!こちらも写真たっぷり。ぜひぜひご覧ください。

最後に、来場者アンケートの一部をご紹介します。

<参加者の声>

  • 昼間の公園にはよく来ていたが、夜に来るのははじめてで、良いきっかけになった。
  • 普段なかなか触れることが少ないお琴の演奏を聞けたので大変満足でした。
  • 子どもたちが作った作品をこういった形で展示されて喜んでいた。
  • 子どもの夏休みの自由研究にぴったり。親子三世代で楽しみました。
  • 竹の有効活用としてライトを作る発想にびっくり。自由に作成できること、子どもも大人も参加できるのは良いと思う。

来場者アンケートの回答御礼も、テーマにあわせて「竹製の歯ブラシ」にしてみました。毎日の生活に、少しずつでもサステナブルな素材を取り入れてもらえればうれしいです。

(広報担当)

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