日時:5月20日(土)14:00~16:00 |
エコルとごしでおなじみとなった気象予報士グループ、サニーエンジェルスによるお天気実験教室。小学生向けの教室は昨年度から毎回応募者多数の人気講座です。そのため年間で何度か複数回にわたって開催しています。
そこでの体験実験や空のお話は、毎回面白くこれはおとなだってきっと参加したいと思うはず!と今回は「おとなのための」をタイトルに付け加えました。中学生以上の気象や天体に興味のある方々にぜひとも参加して頂きたかったのです。
最近サニーエンジェルスは雲を名前を覚えるための、とてもかわいらしいオリジナル音楽ビデオを制作、スクリーンに登場します。YouTubeでも視聴できるので、ダンスと共に10種の雲の名前覚えたいですね!
おそらのくものうた~雲は全部で10種類~【雲の名前を覚えよう!】 - YouTube
雲の正式名称は高積雲や高層雲、巻雲等いかにも学術的ですが、別名でひつじ雲、おぼろ雲、すじ雲等なじみやすく、きれいな名前も付いていて感心しました。
ちなみに「乱」の文字が入っていると雨が降る雲だそうです。
さて、今回のメインとなる雪の結晶を作るしかけを作ります。ペットボトル、テグス、ビーズ等ほんとうにこれで雪の結晶が?というもので作ります。ボトルには水を入れ、勢いよくシェイク!シェイク!これでボトル内の水蒸気を増やします。そっと息を吹き入れて、、ふたをつけたら、ボトル周りをドライアイスで冷やします。
このまま少し放置。さてさて、どうなっているかは後ほどのお楽しみ~。
その間に気象に関するボリュームたっぷりのお話を聞くことができます。
今回の雪の結晶作りに関連して、日本の雪についてその出来方や、地形による冬の気圧配置、雪の研究者の第一人者である中谷宇吉郎さんの結晶研究について、色々知ることができました。
気象予報士さんは雪が降ると、みなさんウキウキして、定規や計測棒をもって外へ出るのだそうです。微笑ましい様子が浮かびます。
その後、雪の結晶をボトル内にのぞき込むみなさん。
今回は全員すてきな、もみの木のような形の(樹枝状結晶と言うのだそうです)きれいな結晶が出来上がりました!時間がたつと結晶は大きくなっていきます。
結晶づくりは、案外夏場の方が成功率があがるそうです。
あまりに美しく、みなさん長いこと眺めて、写真に残したりされていました。途中で壊れるかもしれないけれど、お持ち帰りする方まで出ましたよ。
気圧差を利用したペットボトルの中に雲を作る実験も成功し、自然現象である雲や雪をテーブルで楽しめるお天気教室、やはりお勧めです。
(事業担当)